2012年2月10日金曜日

今、乗っている船

  先日、Amarr の技術の粋であるT3、Legion に乗ってみた。

  HAS Sacrilege に乗って以来、HAM(Heavy Assault Missile)も悪くないなぁ、と思っていて、数ヶ月前に Legion の HAM 用 Sub System があることに気がついたことがきっかけである。
  Amarr 艦は、総じて足が遅い。
  そして、Amarr のミサイル艦は、短射程のミサイルにダメージボーナスがある。
  防御力の高さを活かしてじりじり接敵し、近づいたら殴る、というイメージだろうか。
  特に、T3であれば Capacitor 回復ボーナスのある Sub System もあるので、MWDも装備してしまえばなんとかなるだろう、と思ったのである。

  実は半年ほど前から、T3 Ship に乗っている。
  T3、すなわち Tech3。

  歴史的な背景としては、ちょっとしたロストテクノロジに立脚した、めちゃくちゃな艦船である。

  Tech 1 が、既存のごくありきたりの技術体系によるもの。
  Tech 2 は、Tech 1 をベースに、改良を施したもの。

  その上にあるのが Tech 3 で、現在は Strategic Cruiser のみがそれにあたる。



  Strategic Cruiser というのは、その名の通り艦船の組み換えが可能な船で、ベースになる本体に、役割ごとのパーツを選んで組み合わせることでひとつの艦船となり、その組み換えパーツは Sub System と呼ばれている。

  Sub System は Offence(攻撃)、Defence(防御)、Electronics(電子系)、Engineering(出力系)、Propulsion(推進系)に分かれている。
(和訳は、だいたいの役割で、実際には装備する項目によって役割が異なるものもある)

  このT3は、これらの Sub System ごとにスキルがあり、本体のスキルはあまり重要ではない。
  5つのスキルがあるということは、5種類の Ship ボーナスがあるということで、場合によっては非常に強力な性能を発揮するのである。
  ただし Sub System のスキルは、船が撃破された場合、いずれかがランダムに Lvダウンする。



  そんな諸刃の剣なのですが、噂の通り、これがたいそう良い船でした。

  しかし、JP-CH などでも人気の Tengu ではありません。
  私が選んだのは、Proteus です。

  そもそも、どうしてこんな船に乗ることになったのか、ということなのですが。

  Vigilant にしばらく乗った後、ようやくHAS Deimos に乗れることになったのです。


  が、この Deimos。ブラスタを装備すれば、攻撃力はそれなりにあるのですが、防御力はあまり信頼できるレベルではありませんでした。
  ええ。あっさり灰になってしまったのです。
(今思えば、いつものとおり、防御モジュールを削って、攻撃補助モジュールを組み込んだのが原因なのですが)

  Vigilant は高いですし、Deimos は Fit が少々タイトです。
  そのとき、目に付いたのが T3艦、Proteus です。

  本当は、Amarr CL のスキルも Lv5 なので、Legion でも良かったのですが、あの頃の私は、ブラスタが好きで仕方がなかったのです。
(今も、とても好きですが)

  思い立ったが吉日、ベーススキルはほとんど押さえてあるので、Sub System のスキルを覚えて、Sub System のボーナスを勉強して、EFTでFitも考えて、お金も用意して、乗ることにしたわけです。



  スキルもそろってお金もあれば、Rattlesnake のような人気ドロン艦に乗るのも悪くはありません。
(BSには乗りたくないけれど)
  ところが、スキルが器用貧乏な私は、Drone Interfacing(ドロンの攻撃/採掘能力を Lv あたり 20%向上させるスキル)も、いまだに Lv4 なのです。
  当然ながら、BSのスキルも Lv4 が上限です。
BS Lv5 とか、そんなの無理です。
 
  なので、ドロン艦に乗っても、その能力を十分に生かすことができません。
(ついでに、ドロンはダメージをUPさせるものが、インプラントにもリグにもほとんどありません)

  ブラスタを使ってミッションをこなす上での基本的な戦術は身についていたので、乗ってみることにしたわけです。

  乗りはじめて、しばらくしたある日、Corp メンバが ミッションスペースでありえない高速機動をしていたのをきっかけに、MWD&ブラスタによる戦闘をするようになりました。

  ただ、使い始めたときはMWDとブラスタの高速戦闘についてゆけず、チャットの返事はおろか、チャットを読むことさえできない状態でした。

  操艦そのものはを全てマスターするには至っていませんが、戦況の把握と戦略の決定(主に敵陣に飛び込むべきか、ドロンを用いて一部を殲滅するべきかの順位決定が主です)トラッキングを最適な範囲にするための Orbit 距離の設定とMWDの On / Off タイミング、かなり忙しいです。
  以前は弾薬も Void弾(より短い射程でトラッキングペナルティがあるものの、最高の威力をはじき出せるT2弾薬。CLサイズ以上の艦船に適する)だけ使っていたのですが、Fac 弾薬(射程は Void より長めで、トラッキングペナルティなしのため、FGサイズ以下の艦船に適する)を戦闘中にこまめに切り替えるようにしました。
  とても慌ただしいです。

  乗り始めてからも、何度も何度もEFTで Sub System や関連スキル、搭載モジュールを検証し、ようやく自分にぴったりの Fit を見つけることができました。

  Strategic Cruiser は、Sub System によって各モジュールスロットの数も、得意とする武装の種類も変わってしまいます。
  また、5つを掛け合わせることになる Sub System のボーナスは圧倒的で、Sub System によっては上げれば上げるほど、とんでもない能力を発揮するようになります。
  しかも、Sub System 単体のスキルクラスは(x1)なので、Lv4 までならたいした時間もかかりません。



  しかし、華々しいことばかりではありません。
  ブラスタ艦の最大の弱点は射程の短さ以上に防御の手薄さであり、己の能力を過信してNPC海賊の群れに飛び込み、灰にすることもありました。
  本体一式セットが、決して安い艦船ではありません。
(もっとも、あまり人気のない T3 Ship のようで、他の T3 に比べるとちょっと安めです)
  ついでに、Sub System のスキルダウンもあります。
  L4 → L3 なら1日もしないうちにスキルを回復できますが、L5 → L4 となると、レベルを戻すのに3日以上かかります。
  船体価格も含め、燃えてしまったときのペナルティはかなり大きいですが、それでもまた乗りたいと思ってしまう船です。
(もっとも、武装弾薬の一部は自作できるので、負担は軽くなっていますが)


 
  で、肝心の Amarr T3 、Legion ですが。
  これ、私には合わない船でした。。。(笑)。

  ブラスタ&MWDの戦闘に慣れてしまうと、ミサイル艦やドロン艦は緊張感がなく退屈で、眠くなる、ということが判明したのです。
  睡魔は、戦闘の最大の敵といっても過言ではありません。
(もちろん、ドロン艦ならば寝ながらミッションクリア、ということも可能なのでしょうけれど)

というわけで、私は今後も Proteus に乗り続けてゆきたいと思います。

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