2011年12月20日火曜日

防御属性の基本

  新型BCは、きっとLサイズタレットを装備できるCLだから、高機動/高火力という私好みのFitだったらうまくいくに違いない!

  と思い立ったが吉日、出てきて早々ダメな子扱いされている Talos に、レイルガンをベースにした高機動/高火力、パッシブシールド(はっきりいって防御無視)の Fit をして、L4ミッションに出発しました。

  ええ、ええ。
  死ぬかと思いましたとも。

  L3だと歯ごたえがなさそうなことは予感していたのですが、あんなFitだときっとL3でも宇宙の藻屑がまたひとつ、となっていたことでしょう。

  幸い、撃墜はまぬがれましたが、Armor70%近くまでダメージが入ってしまったものを、修理もしないでそのままハンガに放り込みました。

  そんな、おバカFitは以下の通り(よい子はまねしちゃダメだよ?)。

[Talos, Passive Railgun]

[ Low Slot ]
  Magnetic Field Stabilizer II x4
  Co-Processor II

[ Med Slot ]
  Y-T8 Overcharged Hydrocarbon I Microwarpdrive
  Large Shield Extender II x2
  Target Painter II

[ High Slot ]
  425mm Prototype I Gauss Gun, Caldari Navy Antimatter Charge L x8

[ Rig Slot ]
  Medium Capacitor Control Circuit I x3

[ Drones ]
  Hobgoblin II x5

  予定では、最適戦闘距離が40~50kmで(MWDもあるからなんとかなるよね?)とか思っていたんですが、長距離ミサイルがわっせわっせと押し寄せてきたものですから、成す術がありませんでした。

  タレットと弾薬にかけたお金がものすごく無駄遣いです。

  どういうわけか、バカみたいなFitを考案すると試してみたくなるという悪い癖があるため、今後もいろいろ試してみたいと思います。





  というわけで、ミッションするなら防御はしっかりとね! というお話でした。

  防御の基礎については、先日のPOSTで記載しました。

  ひとことで言うと、
「乗る船の Med Slot と Low Slot の数で、防御方法を決めたほうがいいよ」ということになります。

  また、いろんな防御モジュールを組み込むのではなく、シールドならシールド、アーマならアーマ防御に特化したほうが、最終的な強度が高くなることも覚えておきましょう。
(Hull防御はネタにしかならないので、戦場に出る前にみんなに自慢しましょう)



  今回は、属性防御です。
  一般に、Lv3 の Kill Mission あたりから、敵の攻撃属性に合わせて、自分の防御属性を設定したほうがよい、と言われています。

  属性? すなわち、火と水と風と土ですね。(そんなわけがありません!)

  EVEの世界における、攻撃と防御の属性は、4つあります。

  EM(電気)/Thermal(熱)
             /Kinetic(貫通)/Explosive(爆発)

  がそれです。

※ Kinetic については、通常訳では「運動エナジ」ということになりますが、個人的に貫通エナジと認識したほうがイメージしやすいため、このブログでは「貫通」として表記しています。



  それぞれのイメージは、なんとなく分かるでしょうか。
  シールドとアーマの基本的な防御特性と併せて考えると、理解しやすいかもしれません。





これの右の部分にある、














これが、防御の属性に関する項目です。

  この画面では、何も装備していない状態ですが、すでに属性防御耐性があります。



【 Shield 】
  Fit画面では、盾のマークで描かれているのがシールドです。

  Shield は Armor を保護している電気的な防御皮膜で、ダメージを受けた場合にも自動回復能力があります。
(この自動回復能力を特化して、キャパシタ消費するモジュールを使わず回復させる防御形態を Passive Shield 、キャパシタ消費する Shield Booster などを利用して回復する防御形態を Active Shield といいます)

  HPは1407(これはスキルによって変動します)で、下の937sというのは、0%のシールドが100%に自然回復するのに937秒かかるよ、ということを示しています。
  防御属性は EM 0% / Thermal 20% / Kinetic 40% / Explosive 50% とあります。

  つまり、電気/熱の性質のダメージに弱く、貫通/爆発に対して強い、ということです。


【 Armor 】
  Fit画面で、鎧のマークで描かれているのがアーマです。


  Armor は Structure(一般に Hull と呼ばれることが多いです)を覆う装甲で、シールドと異なり自己回復機能はありません。
  アクティブモジュール、Armor Repair を使用して自己修復するか、Remort Armor Repair を投射してもらって、修復してもらうかのいずれかになります。
  防御属性は EM 50% / Thermal 35% / Kinetic 35% / Explosive 10% とあります。

  これは、爆発のダメージに弱く、電気に強く、熱と貫通は多少の耐性を持っている、ということです。


【 Structure / Hull 】
  Fit画面の鎧の下、トラス構造の立方体で描かれているのが Structure(Hull)です。

  Structure(Hull)は船体の基幹構造です。この耐久力が0になると、船は破壊されます。
(ちなみに Hull は 全ての属性に対して 0% です)



 
  これらの基本属性は、Tech1 の艦船でも、Facごとに若干異なるようですが、その差はわずかです。

  先ほどの Slot による防御特性を考えると、シールド防御に適した艦船は、シールド防御をする限り EM / Therm 攻撃をする敵には弱いことになります。
  また、アーマ防御に適した艦船は、Exp / Kin 攻撃をする敵に弱いことになります。



  では、スロットの少ないほうでも、シールドと装甲の防御形態を変えるべきでしょうか。
  状況によりますが、ちょっと奇抜なFitであることは否めません。

  通常、Armor 防御の場合は Low Slot を3~6つ使用します。
(苦手とする Exp 属性の場合、5つ以上が理想的です)。
(リペアひとつ、主要ダメージ属性に対するハードナ2~3、二次属性に対するハードナ1~2)

  シールドも同様、Med Slot 3~6を防御のために使用することを前提とし、苦手とする属性が相手の場合は5つ以上が理想的となります。




  つづいて攻撃の属性について考えてみましょう。
(キャパシタやPGなど、Fitにかかわる部分についてのお話はまたいずれ)
  複数の属性を持つ Projectile Turret や Drone 、Missile については、後述します

【 Laser Turret 】
  Amarr 帝国の誇る Laser Turret は、EM / Therm に固定されたダメージ属性を持っています。
  単純に考えると、シールド防御をしている艦船に対して非常に優秀な効果を持つといってよいでしょう。

【 Hybrid Turret 】
  Caldari が得意とする(といわれている)Rail Gun 、Gallente 連邦が好む(とされる)Blaster は、ともに Hybrid Turret に分類されます。

  ダメージ属性は Therm / Kinetic に固定されています。

  シールド防御をしている艦船にも、アーマ防御をしている艦船にも、ほどよくダメージを与え、ほどよく防御される、ということになりますね。

【 Projectile Turret 】
  さて、では、Exp / Kinetic 属性で攻撃するのは?
  当然ながら、残った国、Minmatar です。

  しかし、Minmatar の Projectile Turret は、弾薬を選択することで、さまざまな属性で攻撃することが可能です。

  なのですが、そのT2弾薬は、すべて Exp / Kin に固定されています。
(T2タレットを使う方には、悩ましい問題でしょう)

  アーマ防御艦に対して、絶大な威力を発揮しそうです。

【 Missile / Drone 】

  さてさて Missile と Drone は、4つの属性を選べます。
  ミサイルなら弾薬を選択することで、特定の属性に特化した攻撃が可能ですし、ドロンは機種を選択すればOKです。
  相手がもっとも苦手とする属性を選んで攻撃すれば、与えるダメージは数倍になることだってありえるでしょう。



  防御属性の基本は以上です。



  次は、Mission をプレイする際に欠かせない、NPC海賊の見分け方と、得手不得手とする属性について説明してみましょう。

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