2011年12月4日日曜日

パイロットになりたての頃(その3:防御の基礎)

先日、友人をEVEに誘った。
 より正確にいうと、友人の家に行って、インストールからアカウント作成を付き添って行い、トライアル開始からチュートリアルまでを教えながらプレイしてもらった。

 以前から興味を持っていた様子だったので、ちょうどよかったのだけれど、仕事が忙しくなってあまりログインできないうちにトライアル期間が終わってしまったようだ。
 今度は Buddy Program で誘ってみようと思う。

 私自身は、トライアルを3回くらい試した。

 とにかく、システムを理解する以前に操作が理解できず、納得が行くまでそれくらいの期間を必要としたのだ。



 最初にわからなかったのは、Mission Object と Objective Location。
 特に Objective Location は Jurnal 画面や People & Places にも表示され、右クリックからも、Set Destination / Warp to を選択できる。

 が、そのシステムの理解に、かなりの時間を要した。

(いかに乏しい言語能力でプレイしているかがうかがえる)

 彼が操作でつまづくのを見るたびに「ああ、私もそうだったなぁ」と思った次第。

 そう、Fitting なんかより、操作のシステムを理解することが最初の障壁だったのだ。



 とはいえ、そのハードルは徐々に低くなりつつある。
 今回の試験的な日本語化で(決済の不安はまったく解消されていないが)分かりづらい項目が日本語化され、多少でも敷居が低くなったのは事実のように感じる。

 まして、チュートリアルと10連ミッションが日本語化されれば、基本の操作を覚えるのは以前ほどにはむつかしくないだろう。

 Set Destination とAdd Waypoint の違いで、混乱していた頃とは、様相が変わってくるかもしれない。



 私自身は、時間の経過とともに、T2/T3の小型艦に興味がシフトしていった。
 最初は交易で生計を立て、CLを無視してBCに乗り、やがてBSに乗れるようにもなったが、やはり小型艦の爽快感は格別だと思う。
(とくにMWDが気持ちがいい)

 ミッションばかりだとしたら、今頃はきっと飽きていたかもしれない。
 現在は、交易の知識は、Corpの資産管理と運用に役立っている。

 現在のT2開発/生産は、社内福利厚生としての意味しか持っていないが、T2生産能力をもつメンバが増えれば、販売も可能になるかもしれない。



 さて、そんな情勢の変化を踏まえつつ、今回からの数回は、防御についてお話してみましょう。

 ミッションランナの間では「攻撃力よりも防御力を優先する」というのが通説になっています。
 ファンタジーRPGでも「剣より先に鎧を買え」とよく言われるように、死んだら元も子もないわけです。

 そんな私は、海賊CL Vigilant でL4ミッションをするとき(T1CLですが、まぁ、スキル次第で何とかなります)、ハードナを3つにして MFS を優先したあまり、船を灰にしたことが2度あります。

 攻撃力を優先したいと思うなら、ソロで高い船に乗って、灰にするべきです。
 そうすると、いろいろ勉強になります。

 もちろん、Fleetを組んで、平均的な価格の船に乗っていれば、灰にもならず、ダメージも分散されるので、それだけで生存率は高くなります。

 しかし、それではFitの勉強としては不十分です。

 Fitに余裕があることと、Fitで油断をしていることは、まったく異なることなのです。

 Fleetだと、油断をしているFitでも、退避さえうまくいけば大丈夫です。
 Tank役がいれば、ダメージはいずれその人が集中して受けてくれますし、退避して戦場に戻る頃には、ほかのメンバによって敵艦船は減っているはずです。

 けれども、ソロだとそういうわけには行きません。
 仮に退避に成功しても、戻ればダメージは自分がすべて引き受けなくてはなりません(ドロンを囮に出す手がありますが(^m^))し、戦場の敵艦も、自分で倒さなければ一隻として減ることはありません。

 Fitによって少しでも優位に立てる知識を身につけることが、生存率を高めることになるわけです。



 なぜ生存率を高めることが必要かというと、弾薬やモジュール、ドロンよりも何よりも、艦船が高いからです。
 保険に入っていたって、損失の全てが補填されるわけではありません。
 また、再度すべてを取り揃えるのにかかる時間ももったいないです。

 いま、さらさらっと書きましたが、これがとても大事なことなのです。

 費用対効果において、生存し続けることは、とても効率がよいです。
 逆に、艦船を失うことは、最悪の効率となります。
 つまり、艦船がなくなることは、どんなにリスクヘッジをしていても、金銭的にプラスになることは絶対にありません。
(これはミッションのお話で、Kamikazeさんは違います)

 この、時間とIskの損失が、どれほどひどいものであるかを知るために、高い船とモジュールを使って、油断したFitを原因として、きちんと船を灰にする経験をしたほうがよいと思うのです(私はそこからしか学べませんでした)。



 さて、前置きが長くなりました。

 防御は Armor か Shield いずれかに特化してFitするのが一般的です。
 さらに、艦船のスペックで、どちらの防御形態が得意なのかを見極める必要があります。

 基本的には、艦船の Med Slot と Low Slot の数で、それを判断します。



 たとえば、Caldari の誇る ミサイルCL Caracal は、Med Slot が5であるのに対して Low Slot は2つです。
 Gallente の ブラスタCL、VigilantThorax は、Low Slot が Med Slot に比べて多いです。

 シールド関連のモジュールの多くは、Med Slot を多用します。
 一方、アーマ関連のモジュールは Low Slot を使用するものが多いです。

 このため、この Caracal という船は、Shield 防御に適していることになります。
 また、 Vigilant や Thorax は、Armor 防御に適している、というわけです。



 では、Ishtar という船はどうでしょう。

 この船は、Med と Low のスロット数が、まったく一緒です。
 あまり多くはありませんが、こうした艦船も存在します。

 こうした艦船は、どちらの防御を使ってもそれなりにこなせる、ということです。

 ベースのHPは、Armor の方が高いので、若干 Armor 防御寄りですが、それよりもシチュエーションや自身のスキルに合わせて、より優位な防御体勢を整えるほうがよいでしょう。




 今回はここまでです。

 次回は、防御の属性の基本について、ちょっと学んでみようと思います。

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